今回は前々からやらないといけないと思っていたけど、めんどくさそうで放置してきた課題を進めました。
「YAMAHA V50とEOSボイスカードのボイスデータをCubaseで保存、TX81Zなど他のシンセに使用する」
です。
発売から30年以上たつシンセですので、いつ使えなくなるかわからない
という事で同じ4OP-FM音源のTZ81ZやTQ5でも音を出せるように、、とボイスデータのデータ化をしたいと考えていました。
シンセにはMIDIで色々なデータを送る機能が付いていまして
V50でもバルクデータというもので音色データをMIDI機器に送信、受信することができます。
知っている人は多いと思いますが、EOS YS100、B200、V50、TX81Z、TQ5などは同じ4OPのFMシンセサイザーで多くのデータを共通で使用できます。
ここで紹介した小室哲哉のEOSボイスカードはV50でも読み込み可能です。
TX81Zなどはカードスロットなどが無いため同じ音色のボイスデータをMIDI経由で送る必要があります。
システムエクスクルーシブデータの記録方法
手順とすると、まずCUBASEはデフォルトでシステムエクスクルーシブデータにMIDIフィルターがかかっているので外してください。
CUBASEのMIDIトラックを録音状態にする→V50からボイスデータのバルク送信をする。
するとMIDIデータの中にシステムエクスクルーシブデータという情報が書き込まれます。
これがボイスデータで独立したファイルとして書き出し保存が可能になるのですが・・・
V50のデータを見ると画像のように3つのデータが順番に書き込まれています。
これは?なんだろう?どこかで分かれてるのか?
など意味不明でしたので、FM音源博士(私が勝手に呼んでます)のNOZさんにTwitterで相談してみたところ
光の速さで回答を頂くことができました。
画像1つ目はデータを0-24/25-49/50-74/75-99のどこに送るかの設定
画像2つ目はTX81ZとV2用のデータ
画像3つ目がV50とWT11専用の追加データ
との事ですので
TX81Zなどで使用するには2つめのデータだけを送ればOK
V50用にバックアップしておくのは3つのデータ全部
となるようです。
ですので
TX81Zなどへは1と2を送ればOK
3を送っても無視される。
V50へは3つをセットで送ればOK
同じ音色データをTZ81ZとV50で比較する動画も今後作成して資料用に公開したいと思います。
NOZさん
本当にありがとうございました。
しかし、V50がシステムエクスクルーシブデータを複数使用しているという事から
mac+iPadからシンセ音色を管理できるアプリ、Pach BaseがV50に対応していないのもこれが原因なのかなと思いました。