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Gia corm fillippo dia (DEVIL'S CARNIVAL)「CAROL」カバーの解説など


Gia corm fillippo dia 「CAROL」カバー・コピー・カラオケ・インスト

作詞:小室みつ子、作曲:木根尚登

CAROL収録の敵側「ジャイガンティカ」のテーマ曲
サンバ調で軽快な曲となっています。

 

以下 使用機材などできるだけ説明になります。

 

(EOSボイスカードはすべてYAMAH V50でエフェクトを切って鳴らしています)

・Bass

EOS ボイスカード RCD4000-40 Gia Bass1 をそのまま使いました。

 

・バッキングシンセ1(イントロから全体的に左右に入っている音)

EOSボイスカード RCD4000-47 Gia Decay、56 BeyondDecay(リリース短めにした)

EOSボイスカード RCD2000-12 Shout Seq1(オクターブ上げ)
YAMAHA V50 プリセット04 E.PIANO

Roland JV-1010 のマリンバ

*このあたりを混ぜたり左右に振ったりしています。マリンバ的な印象がありましたがよく聞くとシーケンス的なシンセ音が強くなっています。加えてうっすらピアノも一緒に鳴っていて、曲の最後などでピアノのリリース音が残るのが分かると思います。

 

・バッキングシンセ2(左寄りにオブリガード的に細かいフレーズをやるパート)

EOSボイスカード RCD4000-48 Gia Seq1 + Roland JV-1010のマリンバ

*この音もマリンバ的ですがシーケンス的なアタックの短いピコピコシンセ音も聞こえるので混ぜています。

 

 

・バッキングシンセ3(サビのバッキング)

Roland JV-1010 の マリンバ

*サビだけ出てくるバッキングはマリンバだけという印象です。

 

 

・シンセブラス

UVI VFX ファンキーブラス+M1 ブラス(オクターブ上げ)+ SY77 ストリングス

*この時期よく使われていた印象的なブラスですがやはりVFXベースかと思います。リバーブのように聞こえる残響はストリングスを重ねているのではないかと感じたので一緒に鳴らしてみました。

 

 

・PAD(STRINGS)

EOSボイスカード RCD4000-44 Gia Str2

*この音はうっすらなので、キャラクターの薄いFM音源のPADを選びました。

 

・ギター

REAL Strat+LPC

 

・ドラム&パーカッション

Groove Agent5

・女性コーラス
いつもの りぐまりあ さんにお願いしました。

https://www.instagram.com/_rigmaria/?hl=ja

 

・モンスターボイス
自分で歌ったものにピッチシフト+フォルマント下げなどをして作りました。

 最後に、この曲は基本がサンバなので若干ハネています。

いちぶ6連符などがあるところは除外して、MIDIデータを16分音符 20%のシャッフルクオンタイズをかけました。

以上

Gia corm fillippo dia (DEVIL'S CARNIVAL)の簡単な解説でした。

 

YAMAHA V50とEOSボイスカードのボイスデータをCubaseで保存、TX81Zなど他のシンセに使用する

今回は前々からやらないといけないと思っていたけど、めんどくさそうで放置してきた課題を進めました。

YAMAHA V50とEOSボイスカードのボイスデータをCubaseで保存、TX81Zなど他のシンセに使用する」

です。

 

発売から30年以上たつシンセですので、いつ使えなくなるかわからない

という事で同じ4OP-FM音源のTZ81ZやTQ5でも音を出せるように、、とボイスデータのデータ化をしたいと考えていました。

 

シンセにはMIDIで色々なデータを送る機能が付いていまして

V50でもバルクデータというもので音色データをMIDI機器に送信、受信することができます。

知っている人は多いと思いますが、EOS YS100、B200、V50、TX81Z、TQ5などは同じ4OPのFMシンセサイザーで多くのデータを共通で使用できます。

ここで紹介した小室哲哉のEOSボイスカードはV50でも読み込み可能です。

TX81Zなどはカードスロットなどが無いため同じ音色のボイスデータをMIDI経由で送る必要があります。

 

システムエクスクルーシブデータの記録方法

手順とすると、まずCUBASEはデフォルトでシステムエクスクルーシブデータにMIDIフィルターがかかっているので外してください。

 

CUBASEMIDIトラックを録音状態にする→V50からボイスデータのバルク送信をする。

するとMIDIデータの中にシステムエクスクルーシブデータという情報が書き込まれます。

これがボイスデータで独立したファイルとして書き出し保存が可能になるのですが・・・

V50のデータを見ると画像のように3つのデータが順番に書き込まれています。

f:id:dtmdtm:20200925155601j:plain

f:id:dtmdtm:20200925155613j:plain

f:id:dtmdtm:20200925155626j:plain



これは?なんだろう?どこかで分かれてるのか?

など意味不明でしたので、FM音源博士(私が勝手に呼んでます)のNOZさんTwitterで相談してみたところ

光の速さで回答を頂くことができました。

f:id:dtmdtm:20200925160002j:plain

画像1つ目はデータを0-24/25-49/50-74/75-99のどこに送るかの設定
画像2つ目はTX81ZとV2用のデータ
画像3つ目がV50とWT11専用の追加データ

 

との事ですので

TX81Zなどで使用するには2つめのデータだけを送ればOK

V50用にバックアップしておくのは3つのデータ全部

となるようです。

 

ですので

TX81Zなどへは1と2を送ればOK

3を送っても無視される。

 

 V50へは3つをセットで送ればOK

 

同じ音色データをTZ81ZとV50で比較する動画も今後作成して資料用に公開したいと思います。

 

NOZさん

本当にありがとうございました。

 

しかし、V50がシステムエクスクルーシブデータを複数使用しているという事から

mac+iPadからシンセ音色を管理できるアプリ、Pach BaseがV50に対応していないのもこれが原因なのかなと思いました。

CAROLのアルバム全曲コピー企画をはじめました。



MIDI打ち込みを再開して3年ほど経ちまして、ソフト音源とかハード音源などの癖や特徴などがだいぶコントロールできるようになってきました。

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渡辺美里 悲しいね をTM風にカバーしました


悲しいね/渡辺美里(カバー)TM風アレンジ

 

TMと同じEPIC SONY 渡辺美里 悲しいね をカバーアレンジしました。

悲しいね は ご存知、小室哲哉作曲ですが編曲も本人が行っております。

原曲のアレンジは小室っぽいというよりは大村っぽいんです。

小室哲哉がアレンジャーの師と仰いでいた大村さんのテイストにわざと寄せているように感じます。

 

今回は今までに2曲よりもさらに小室&TMっぽいテイストのアレンジに仕上げてみました。

イメージしたのは主にResistance、アルバム・デジタリアンや87~89年あたりのTMサウンドを散りばめてみました。
イントロはHuman Systemまんまパクリです。

 

音色を選んでいく過程でやはりFM音源が最適なイメージでしたので、今回ほぼV50のみでトラッキングしています。

音色にはEOSボイスカードを中心に微調整したり何音色かを混ぜて使用しています。

この曲でもV50のポテンシャルの高さを改めて感じることができました。

 

 

以下 使用機材詳細です。

 

DAWCubase pro 10

・ドラム&パーカッション:Roland TR-727のサンプル中心;Groove Agent SE

・BASS、シンセなど:YAMAHA V50

・オーケストラヒット:Roland JV-1010

・シンセソロ:UVI JP LEGACY

・ギター:Real LPC+strat、Bias Amp2

 

 

これにて一旦 息抜き 渡辺美里カバーシリーズは終了します。

この後は中断しているCAROLアルバム全曲コピーに戻ります。