2019年4月21日
TMネットワークデビュー35周年を記念して「TMN final live LAST GROOVE 1994」が全国の映画館で1日かぎりの上映会が開かれました。
私は都内のチケットが取れませんでしたがTOHOシネマズ川崎でのチケットをゲットできたので行ってきました。
簡単なレポートとレビューを書こうと思います。
〈以下ネタバレも含まれていますので、ご注意ください〉
まず、入場前にロビーで待機中と思われるFANKS多数です。
年齢層は40代~50代が中心で改めてあの日から25年という年月を感じました。
男女比は5:5くらいだと思います。
10分前に入場が開始され、その後スクリーン入り口で入場者全員に「TMN LAST GROOVE1994 ロゴ入り特製マフラータオル」が配布されました。
当時の物販グッズの復刻レプリカです。
こういうサービスはありがたいです。
定刻に開始されました。
白黒の映像で当時のリハーサルの様子が映し出され
小室哲哉の弾く「1,2,3,4,5」のサンプリング音から当日のオープニングに飛びます。
金曜日のライオンから曲が次々演奏されます。
途中、白黒のリハーサルVTRなどが挟まったりしながら宇都宮隆のMCコーナーなどもそのままながされました。
最後アンコールの中央ステージSEVEN DAYS WARで終了。
(この中央ステージは幕で隠されていて幕が降りて登場だったのですが、当時私はステージがせり上がって来たように見えました、素敵な演出だと思います)
5・18が終了でスタッフロールとNIGHT OF THE KNIFEが流れます。
映像は昼のリハーサルの様子です。ステージの構造や楽器配置などがよく見えます。
ーここで前半終了、15分の休憩中と表示されますー
5・19 2日目開始
2日目は急きょ予定を変更して中央ステージからの登場だったのですが、ここはカット
(関係者の事前インタビューでこの苦労話をプッシュしていたのにカットかよ!?と思いました、残念)
音だけですがどうぞ!
↓
宇都宮隆がギターも弾く1974から始まります。
ここで問題発生
KISS YOU、COME ON EVERYBODY の2曲で続けて宇都宮隆が歌を間違えるのですが編集されています。
残念、ああいうハプニングも含めて記録映像として残してほしいですよね?みんなそう思ってますよ!
という事で未編集を御覧ください。
これがないとなんであんなに笑って楽しそうなか?理解できませんよね?
【未収録】Kiss You / TMN (LAST GROOVE 未編集Ver)
【未収録】Come on Everbody / TMN (LAST GROOVE 未編集Ver)
浅倉大介がCAROLコーナーで登場します。
楽しそうでもあり表情は悲しそうでもあります。
さて問題の松本孝弘のシーンです。
今までは肖像権の関係でカットされていたのですが(一部音もカット)今回は"一応"登場しました。
なぜ一応と書いたかと言うと
宇都宮隆が「もうひとりのスペシャルゲスト!」と呼び込んでソロを弾いてGET WILDになだれ込んでいくのですが、ここがカット。
キーボードソロからゲ!ゲ!ゲ!サンプリング連打からいきなり曲につながり、突然ノースリーブのギタリストがステージにいる・・という編集がされています。
では 未公開シーンをどうぞ
↓
【DVD未収録】TM NETWORK -LAST GROOVE5.19- GET WILD_89 ‐ .flv
次の You can Dance まで松本孝弘がいますが、このYou can Dance。
遊びコーナーで、小室哲哉がドラムを叩いたり色々やっていますが音のほうがこの日一番というくらい厚く迫力がありました。
NIGHT OF THE KNIFE
中央ステージでのTimeMachine で終了。
その後ステージを降りてバックヤードに歩き駐車場に止めてあるスタッフバスに乗り込んで東京ドームを出るまでワンカットで収録した映像を流しながらエンドロールになります。
"解散コンサート"を終えた3人は笑顔で楽しそうです、サポートメンバーも笑顔で迎えます。
いわゆるバンドの解散のイメージとは程遠い雰囲気の3人が印象的でした。
以上レポートでした。
関係者のインタビューや久保こーじ氏の全曲解説が掲載されているのでこちらもチェックしてみてください。
ここから私の個人レビューです
上記の曲の編集やカットなどは色々な権利やしがらみでしかたが無いと思うのですが
やっぱり完全版で収録、上映してほしかった気持ちが強いです。
肖像権の問題もクリアしたのに何でだろうか?
歌詞の歌い間違いにしても、いわゆる普通のライブビデオ商品ではなくて
記録映像的な要素が大きいのに、あったことを無かったことにしてしまうのは良くないと思います。
もしメンバーがどうしても嫌だと言ったのならカットで途中からにするとかの方がまだマシです。
もし今後ソニーがこの企画を再び取り上げる事があれば是非完全版をお願いしたいものです(多分無理、ソニーはそんな粋な会社じゃなくなってしまった)
今回の上映会に参加してみて、懐かしいという気持ちはあまり感じませんでした。
それは日々音源などを聞いたりして触れているのが大きいと思います。
しかしながらすっかり忘れていたシーンなどがあり、そういう細かいことを思い出す事ができたのは良かったなと思います。
当時私は音楽業界を夢見て上京した年でした。
私はその後音楽業界で働く事になりましたので、アマチュアの立場で見たコンサートはこのTMNの2日間が最後となりました。
今見ると、音の事とかPAの事とか舞台演出の事とか、当時は知らなかった知識がありやっぱりプロの目で耳で聞いてしまっています。
最後なんかは「これ、撤収大変だな・・・・」とスタッフ側の気持ちになってさらに疲れが出ました・・。
またあの時の個人的な出来事の事や、もしも違う選択をしていたら違っていたかもしれない未来(現在)の事など個人的な人生の事に思いを巡らせました。
色々書きましたが総合的にはすごく良かったです。
最後に今更気がついた事ですが
ステージのツインドラムは右利きと左利きで左右対象に配置されていて美しいなと思いました。(特にGET WILDのドラムソロの終わりでフィルを合わせる時なんか)
こればかりは狙ってもできないので、たまたまという事でしょう。
終わり
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