80年代のYAMAHAシンセサイザーと言えばDX7なのですが
廉価版の4OP-8アルゴリズムのシンセサイザーも人気でした。
手持ちの4OPFM音源は、TX81Z、TQ5(EOS B200の音源+シーケンサー)、V50があります。
この3機種は同じOPZ系FM音源です。
V50はOPZⅡ系で厳密には違うのですが、ブレスコントローラー用パラメーターなどが追加されただけで基本音色は共通で使用できます。
共通の音色を使うことが出来るので 音ってどのくらい違うのか?が前から気になっていましたので比較してみました。
EOSボイスカードの音色をそれぞれに転送し、TQ5、V50のエフェクトがOFFにしています。
音量を揃えて E.Piano→Bass→BELL→STRINGS →全部を合わせたもの の順番になっています。
楽曲はTMネットワークのHUMAN SYSTEMを使用しました。
感想
チップはほぼ同じ、違いが出るとするとアンプ部分などアナログ部分だと思います。
TX81Zは硬い音などで高音域のギラギラ感が若干ですが強く聞こえます。
逆に低音がほんの少し控えめな印象です。一番古い機種とあってノイズが一番多いです。
TQ5とV50は、ほぼ同じ音ですね。聞き分けられないくらいそっくりです。
低音の太さなどは気持ち良いです。
ただ4音色を混ぜてしまうと、単音で感じた違いがほとんどわからなくなります。
今回の検証でそれぞれが基本音色の共有が可能で、故障などのバックアップになってくれると安心しました。
もし これから本物のFM音源を欲しいと思っている場合は
置く場所があるならV50をおすすめします。