以前ラスグルバージョンとCDバージョンを混ぜて作ったエレプロ(こちら)ですが
CD音源バージョンも作ってみました。
インストを制作するにあたり 恒例の解析作業
まず ベース なんとも不思議な感じのベースです。
ウッドベースのような雰囲気がありますが、リリース音が結構長い、、
色々と組み合わせてみた結果
KORG M1のA.BassのアタックとUVI Emulator IIのチェロをあわせたところ良い感じになりました。
チェロの方はコンバスの音域の低い場所で鳴らします。
音源のベースはロングノートの後半とかがフィルターを開いたような音になる箇所が多々あり、これも再現すべくチェロのフィルターの開閉を手動で行っています。
次にピアノですが これは多分普通にグランドピアノを録音してると思うのですが、調律を入れなかったのか若干音程が悪くコーラスがかかったように聞こえるのでちょっとだけエフェクトでコーラスをかけました。
ちなみにピッチは8centほど低くしてあります。
最初に鳴る音程が下がっていく印象的な音は前回同様UVI Emulator IIからチョイス、エレピ系2音色を混ぜています。
本物をよく聞くとピッチベンドによるダウンの他に4分音符でディレイがかかっていて、フィードバックを重ねるごとに徐々に音が低くなる処理をしてあります。
ミキサー→ハーモナイザーディレイ→ハーモナイザーに戻すというループ回路ルーティングで行ったと思われます。
(実際小泉洋さんはこの手法の事を他の曲ですがインタビューで話しています)
なので同じような処理を、Cubaseではループ回路が作れないのでディレイ6回数分をオーディオ化してそれぞれに18centづつ下がるようにピッチを変更してあります。
その他ストリングス系で特徴的なのは後半の転調前間奏などに出てくる音はベースで使ったチェロのADSRを調整して本物そっくりにしました。
ベル系は3種類ほど入っていますがKORG M1などの音を使用しています。
最後に
このミニアルバム TWINKLE NIGHT は音が良くありません。
こもっているし歪っぽくピッチも不安定に聞こえカセットテープみたいな音がしているのですが、すこしその雰囲気が出るようにカセットテープシミュレーターを全体にかけてみました。
以下 使用機材などです。
Bass:KORG M1(soft)+UVI Emulator II
Drums:UVI Emulator II
パーカッション:UVI World Suite
Piano:Rravenscroft 275
シンセなど:UVI Emulator II、KORG M1(soft)、Memorymoode、Halion