TM NETWORKを語るよ

TM NETWORK デビュー~東京ドーム終了コンサートまでについて語ります

CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜


CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE

TM NETWORK
『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』

1988年12月9日発売

-収録曲-

01.A Day In The Girl's Life (永遠の一瞬)
02.Carol (Carol's Theme I)
03.Chase In Labyrinth (闇のラビリンス)
04.Gia Corm Fillippo Dia (Devil's Carnival)
05.Come On Everybody
06.Beyond The Time (Expanded Version)
07.Seven Days War (Four Pieces Band Mix)
08.You're The Best
09.Winter Comes Around (冬の一日)
10.In The Forest (君の声が聞こえる)
11.Carol (Carol's Theme II)
12.Just One Victory (たったひとつの勝利)
13.Still Love Her (失われた風景)

 

 

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MixDown :Steve Nye

TMネットワーク初の本格的な先行シングル曲以外 全編海外(イギリス)レコーディングアルバム

当時は「イギリスは200Vだから音が太い」とか小室哲哉が話したりしていて高品質な録音環境を求めていた念願がかなったということであったと思う。
前作で一部はアメリカで録音やマスタリングを行っていて 邦楽と洋楽の差をまざまざと魅せつけられた小室哲哉の本気度が感じられる。
本作は音楽だけにとどまらず、小説やアニメと連動した作品という 当時としてはかなり実験的で意欲的な企画に基づいた内容となっている。
コンサートもミュージカル形式をとるなど 今で言うメディアミックスをひとつのバンド単体で行ったという画期的なプロジェクトだ。ただしその分、作業的な負担や労力は想像を絶するものだっただろうと予想できる。

 

さてアルバム内容に話をもどすと、それまではバンドっぽさを排除する方向で進化してきたTMサウンドだったが、小室氏が「生楽器、生演奏の良さを再認識した」としてCAROLにはMIDI演奏のほか、ギター、ストリングス、ドラム、パーカッションなど生の楽器をふんだんに使っている。

サウンド的には当時小室氏が頻繁に使用するFM音源系のマリンバのようなパーカッシブな音(PIZZなんとかという名前でEOSにも入っている)が全体的に使用され、CAROLの音という印象を持つ。

また、 Just One Victoryなど4拍目にアクセントでガシャン!と鳴っている音は「リボンクラッシャー」というパーカッションで、CAROL以外には使用されていないためこの音もまたCAROLらしさ となっているように感じる。
(リボンクラッシャー:短冊のような薄い鉄板を何枚も重ねてとめて叩く打楽器。かなりマイナーでプロでも知らない人も多い)

 

コンセプト面では仮想の映画、ミュージカルのサウンドトラック的な作り方をしていて、モチーフになるリフやフレーズなどがいつくかの曲で登場している。

ちなみにジャッケトアートワークスはガイナックスが手がけている。

先行シングルの 、Come On Everybody、Beyond The Time 、Seven Days Warなどはレコード会社の都合で収録されたものと推測される。

本来は世界観から外れるシングル曲は無かったほうが良かったと今になると感じる。
なので シングル曲を省いた 真性CAROLなんていうものを自分でプレイリストを組んで聞くのも良いかもしれない。

発売から27年たった今でも素晴らしい内容と音質、そのコンセプトなどアルバム、コンサートなど含めてTMネットワークの代表作と呼べるものであろう。

 

 

 

CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE

CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE

 

 

 

 

 

CAROL -A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-

CAROL -A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991-