アルバム humansystem 全曲コピー企画 3曲目
BE TOGETHER です。
最初結構簡単にいくかなと甘くみていたのですが、はじめてみるとなかなか手ごわい曲でした。
■解析と解説
・Drum
レベッカの小田原豊が演奏していて今までにないテイストのサウンドが特徴。
この曲はチューニングの影響かスネアの共振が常に入っていて、キックやタムを叩いた時に「ザ!」とスナッピーが鳴る音が結構強くスネアを叩いていないタム回しの時もスネアが鳴っているように聞こえています。
逆にそれがこの曲独特のワサワサ感というかドタバタ感になっているので、そこを再現しました。(スネア+タムのデータでスネアのスナッピーを鳴らして足しています)
間奏とエンディングに登場する変わったタムの音ですが、最初はFM音源のエレタムを混ぜているのかと思っていましたが、タムにフェイザーを強くかけた音だと判明しましたので再現してみました。
ライブで小室哲哉がPADを叩くパフォーマンスの印象が強くそれにイメージを引っ張られていたようです。
・BASS
シンセベースですがイントロとエンディング、本編で2~3種類切り替えているように聞こえます。これもDX7IIだと思ったのですが重低音が異常に太いのでMOOGとかを足しているかもしれません。
ギターですが松本孝弘演奏です。レコーディング参加はまだあまりやらせてもらえなかった時期なので内容も控えめで、ソロ以外のバッキングはほとんど聞こえません。
特に前半なんか一生懸命聞いても全く聞こえなかったので後半しか入れませんでした。(エレピ的なキーボードの音に聞こえていているかも?不明です)
・シンセその他
バッキング系はエレピやFMの金属的な音色が多く使われていますが、意外とオルガンが多用されています。
音色を聞くとシンセのオルガンではなく実際のハモンドを使っているかな?と思いました。(音色切り替えとかが演奏中にあったりするため)
XB3の発売が1991年なのでやはりB3あたりの本物を演奏しているのではないかと予想します。
イントロやソロに登場するシンセリードですが、これは再現不可能的な音でした。サイン波だと思うのですが異常に鋭くてパワーのある感じが再現できませんでした。
一応似た音色をCherryAudio MemoryModeで作りました。
・その他
この曲というか、このアルバム全体的にコーラスワークがアレンジの重要なポイントを占めているのでコーラス沢山入れました。
特にサビのこの雰囲気は人声のコーラスでないと出ないと思います。
使用機材など(いつもと変わらずですが)
・Drums : GrooveAgent5 + SSD5
・Bass : YAMAH TX81Z
・E.Gtr:Real LPC + Bias AMP2 & FX2
・シンセ:UVI関連、Halion Sonic3、YAMAHA TX81Z、Roland JV-880 & JV-1010