TMネットワーク humansystem アルバム全曲コピー企画
Fallin' Angel です。
木根曲なのが意外な感じのアップテンポな曲ですが、サウンドは基本ロックバンドになっています。
曲を解剖していくと、アルバム1曲めChildren of the New Century同様にキーボードはオルガンがメインで、生ドラム+シンセベース+エレキギターで構成されています。
イントロに一回だけ入ってくるバッキングのセクションはまさに小室哲哉の手癖フレーズなのですが ここ一回しか出てきませんね。
オルガンはおそらくハモンドB3を使っていると思うのでドローバーを場所場所で変えているようで これを再現するのは無理と判断してオクターブ違いのパートを書き出して
場所によってバランスを変えるという方法で作ってみました。
所々に入るオルガンのフィルのような音ですが、グリスしたものを16分音符でクオンタイズしてガチャガチャっと鳴るようにしています。(おそらく本物もそうして作ったと思われます)
このテクニックは BEYOND THE TIME とかOperaNightなどでも使われていますよ。
イントロと間奏に出てくるアクセントのような「バーン・・・ドーン・・」という音は
M1のベル系の低い音をゴングのようにしたものと、スプラッシュ系のSE(シャーという音)、さらにSAW系の音を混ぜています。
左右で鳴っているシーケンサーはEOSボイスカードの音色をEDITしてYAMAHA TX81Zで鳴らしています。
ベースは同じくボイスカードからFMベース定番の音とスラップ系のベースの2音色をTX81Zで、それにMoog系の低音ベースを足しました。
ドラムは生音系はGrooveAgent+SSD5などを組み合わせて
タムの音は加工された音に聞こえたのでRX5のサンプリングを使いました。
また この曲(というかアルバム全体的に)コーラスパートが多いのでコーラスは1人で頑張って録音しています。
その他
歌詞ですが 歌い出しが「エンジンオイルがヒートして スクランブルでトラブルダウン」のところとか
なんとなく 語呂の感じがGet Wildに似てるなーと思いました。
こういうAメロの譜割りって日本語が全然はまらないんですよね。
カタカナ英語を混ぜてしのいでるところが似てます。
滑舌難しくて歌いにくそうなところも。