TMネットワーク humansystem 全曲コピー企画
Resistanceになります。
この曲はFANKSは知っていると思いますが本来はバラード調のゆっくりな曲だったのですが
GETWILDに続くアップテンポな曲がほしいという事でアレンジされたバージョンがシングルになりました。
シングルという事で信頼性の高い、ドラム青山純、ギター鳥山雄司と日本のスタジオミュージシャンで録音されています。
サウンドなどの解析など
ベース:これはこの頃によく使われていたFM音源の音が中心だと思います。エレキベース的な音とスラップベース的な音を混ぜているように聞こえます。
ここは他の曲と同じようにEOSボイスカードの音色を編集してYAMAHA TX81Zで鳴らしています。
ドラム:青山純さんなので重いスネア、はっきりとしたタムを中心に音作りをしました。ちなみに生ドラム以外にハイハットが3種類(イントロ最初だけの音、R側でなり続けているパターン、間奏だけの音)入っています。
イントロだけのものはおそらく青山さんが最初ハイハットを刻んでいないので、それの補助で後で入れたものと推測します。
イントロは有名なタム回しから始まるのですが、その印象が強くアイコンとして使いたかったのかサビでL側に鳴る同じようなタムのフィルはリズムマシーンで後で足した音になっています。(ここはSimmons SDXのスネアのサンプルを使って再現しました)
エフェクト的な処理はスネアにSPX90のゲートリバーブ、最後のサビ前のブレイクフィルにはそれをリバースしたリバースゲート処理を行いました。
キーボード類:TX81Z、Roland JV-1010、UVIのシンセなどを使っています。ストリングスやピアノ、ベル、エレピなど意外とパート数があります。
イントロ:特徴的なイントロのリフですがFMベースっぽい音とペンペン言っているのはおそらく鳥山さんの弾いたギターのスラップ演奏をフレーズサンプリングしていると予想しました。(ペンペン感がシンセではないように聞こえるから)
これは再現が難しくて最終的にギター音源のスラップと生のスラップベース素材をサンプリングして一緒に鳴らしています。
その他:サビにモンスターボイスのような音で入っている「レジスターンス」という声は歌って2オクターブピッチ下げたものに雷の効果音を少し足しています。
コーラスは全パート自分で録音しました。
今回新しく発見したのですがイントロの12秒あたり、スプラッシュシンバル2回叩いた後の小説頭に「くえ!」とアヒルのような音が入っています。
色々考えてみましたが、おそらくイントロリフのスラップギターを素材録音した後にサンプリングして使ったので素材トラックはミュートするか他の音を上書きしていると思うのですが、素材の残りカスというか消し忘れが残っていて出ちゃったのではないか?
あくまで想像ですが、音の感じがスラップの切れ端だとすれば合点が行くかなと思いました。
このアヒル音も再現してみました。